社会福祉法人聖ヨハネ会 桜町病院

 

診療日 :月曜日~土曜日(祝日・年末年始を除く)
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 (整形外科 ~午前11時 )
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ご出産

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出産方法

当院で対応しております出産方法についてご説明します。

自然分娩

陣痛発来・破水などで入院し、可能な限り自然に経過をみます。
経験豊かな助産師が入院から出産までサポートいたします。
陣痛室は個室になっておりリラックスして過ごすことができます。
ビーズクッションやアクティブチェア等をご用意していますので
好きな体勢で陣痛を逃しましょう。
アロマの香りや音楽を聴きながらお産にのぞむことができます。

計画分娩

陣痛が来る前に、子宮の出口を広げる処置や陣痛を誘発させる薬を使用し出産する方法です。入院日をあらかじめ決めておくことでご家族の日程調整がしやすくなります。日程は週数に応じて医師との相談になります。

無痛分娩

当院は無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)登録施設です。

1.無痛分娩とは
無痛分娩は、麻酔を用いて痛みを和らげながら分娩(経膣分娩)を行います。
痛みに弱い方、痛みに対する不安感の強い方、産後の回復を早めたい方にお勧めしています。また、妊娠高血圧症に罹患している方や、分娩遷延・停止で陣痛促進剤の使用が必要な方には有効な手段であり、帝王切開の回避につながるとも言われています。
当院では初産婦の方にも対応しております。夜間・休日、または状況により無痛対応できない事もあります。
無痛分娩をご希望の方には、外来で無痛分娩説明書をお渡しします。

2.無痛分娩の方法
当院では硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行います。陣痛発来前に入院していただき計画分娩で行っています。
無痛薬分娩の薬剤は少量から使用し副作用が無いこと確認した後に疼痛除去を行っていきます。また陣痛促進剤も日本産科婦人科学会のガイドライン規約に基づき適切に使用します。陣痛促進剤の使用前、無痛分娩の前には必ず書面にてご説明させて頂きます。
なお、いずれの薬剤の使用も赤ちゃんには影響はありません。
腰骨の椎間(腰椎の第1~第5)より、1%キシロカインを局所麻酔し、硬膜外腔にカテーテルを留置します。初回は、有害事象が生じないかをチェックしますので1%キシロカインの少量(2~4cc注入)投与を行います。
有害事象が出現しないことを確認後に本格的な麻酔薬を使用します。当院では、0.2%アナペイン25ml+生理食塩水25mをシリンジポンプで5ml/hr持続投与開始(適宜5~10ml/hrで調節)、痛み出現時は0.2%アナペイン5ml~10mlを適宜投与しています。麻酔薬使用の際は、心電図・呼吸心拍モニターを行い、胎児心拍モニタリングを持続で行います。
無痛分娩の場合、陣痛発作が弱くなり、分娩時間が長くなるケースがあるため陣痛促進剤の併用を行うことがあります。また、赤ちゃん娩出時に、いきみが弱くなるため器械分娩(吸引・鉗子)になることがあります。

3.急変時の対応及体制
通常の自然分娩でも、母体や胎児の急変で帝王切開となることがあります。当院では夜間・休日に緊急帝王切開となる場合、手術室看護師・小児科医師のオンコール呼び出しとなっています。日ごろから急変体制の備えをするとともに、スタッフ間のコミュニケーションを密にして、早めの対応を行っています。
なお、母体・出生児が重症と判断された場合には、近隣関連施設との連携により、早期の母体搬送・新生児搬送を行える体制をとっています。

4.危機対応シミュレーションの実施歴
安全な無痛分娩の提供体制を整備するために、無痛分娩に関わる医師、助産師、看護師などの医療スタッフに対し、産科麻酔の知識や技術、産科麻酔に関連した病態への対応等を修得し、質の向上を図るための研修・勉強会を年1~2回行っています。また、産科病棟では、妊婦急変の際のシミュレーションや重症患者の振り返り等を行っています。

5.無痛分娩の実績
2024年の分娩件数 総数265件 うち経膣分娩214件 そのうち無痛分娩が138件です。

6.無痛分娩麻酔管理体制
 無痛分娩麻酔管理者
 糟谷洋平(手術部部長、日本麻酔科学会専門医)
 【無痛分娩麻酔担当者
 大石康文(産婦人科部長、日本産婦人科学会専門医・指導医、日本女性医学学会専門医)
 藤森浩司(産婦人科医長、日本産婦人科学会専門医・指導医)
 福田史織(産婦人科医長、日本産婦人科学会専門医)
 麻酔科医指導の下、手術室にて硬膜外麻酔の手技の研修を行っています。

7.日本産婦人科医会への偶発事例報告、妊産婦死亡事業への参画状況
参画しています。これまで重症となった事例等はありません。

8.無痛分娩の費用
8万円(2025年10月1日より10万円)※都の助成は最大10万円です。
※安全に無痛分娩を行うため、計画分娩での対応となっています。
夜間帯・休日帯の無痛処置が困難な場合もあります。また現在は、基本的に計画分娩となります。無痛分娩御希望の方は来院時に常勤医師にお問い合わせください。
状況によっては無痛対応できない事もあります。

9.その他
当院の無痛分娩に係る体制です。同じ内容はJALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)ホームページにも掲載しております。

当院は「無痛分娩取扱施設のための、『無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言』に基づく自主点検表」に定める項目のうち、令和9年9月30日までの猶予が設けられた項目を除く全ての項目を満たしております。

【計画・無痛分娩についての説明と同意】
 

帝王切開

逆子や子宮手術既往(帝王切開術、子宮筋腫摘出術)のある方はあらかじめ帝王切開の日程を医師と決めます。また、分娩経過が異常になった場合は緊急で帝王切開を行います。
意識がある状態での麻酔となるので母児ともに状態が良ければ生まれてすぐ面会できます。

立ち会い出産

大切なご家族の誕生の瞬間をご家族で分かちあえます。出産の瞬間を写真や動画で撮影することができます。その際はスタッフのプライバシー保護にご協力ください。
 ※立ち合い分娩につきましては新型コロナウィルスの感染状況により随時対応を変更しています。最新情報は当院のお知らせをご覧ください。

 

分娩予約

分娩予約は妊娠14週ごろにご案内いたします。分娩予約金として5,000円が必要となります。その際にお渡しする受領証はなくさないよう大切に保管願います。他院で妊婦健診を希望される方は、医師の指示がない場合遅くとも33~34週を目途に当院へお戻りください。その際も、再度紹介状と検査データが必要となります。外来予約後に来院してください。
※当院での分娩をキャンセルされる場合、予約金は返金できませんのでご了承ください。