産婦人科

当院産婦人科は平成21年4月から日本産科婦人科学会専攻医指導施設に認定されています。様々な症状の患者様を受け入れるために指導医体制のもと適切な医療を提供させていただきます。
産科診療は、妊婦健診、助産師相談、4D超音波外来を行っております。
婦人科診療は、良性疾患(子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ)を中心に、月経困難、月経不順、不妊症、更年期症候群、骨盤臓器脱なども対応致します。 婦人科悪性疾患が考慮される場合や、生殖補助医療が必要と判断される場合は、専門医療施設へと紹介させていただきます。

【外来患者数の推移】

 

産科部門

自然分娩……陣痛発来、破水などで入院し自然分娩をお手伝いします。

計画出産……ご家族のご都合や、お子さんを預かって頂く理由で希望される方に行います。あらかじめ入院日を決め、子宮口の開き具合により分娩前日、もしくは当日 より入院し陣痛促進剤を使用し分娩となります (特に経産婦の方にお勧めです)。

帝王切開……分娩停止の方、逆子の方、赤ちゃんの元気がない場合、子宮手術既往のある方(帝王切開、子宮筋腫摘出後)等に行います。 帝王切開は夜間・休日時も対応可能です。

無痛分娩
1.無痛分娩とは
 無痛分娩は、麻酔を用いて痛みを和らげながら分娩(経膣分娩)を行います。
痛みに弱い方、痛みに対する不安感の強い方、産後の回復を早めたい方にお勧めしています。また、妊娠高血圧症に罹患している方や、分娩遷延・停止で陣痛促進剤の使用が必要な方には有効な手段であり、帝王切開の回避につながるとも言われています。
 当院では、夜間帯・休日帯の無痛処置が困難な場合もあります。また、状況によっては無痛対応できない事もあります。
   無痛分娩をご希望の方には、外来で無痛分娩説明書をお渡しします。
2.無痛分娩の方法
 当院では硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行います。陣痛発来前に入院していただき計画分娩で行っています。
無痛薬分娩の薬剤は少量から使用し副作用が無いこと確認した後に疼痛除去を行っていきます。また陣痛促進剤も日本産科婦人科学会のガイドライン規約に基づき適切に使用します。陣痛促進剤の使用前、無痛分娩の前には必ず書面にてご説明させて頂きます。
 なお、いずれの薬剤の使用も赤ちゃんには影響はありません。
 腰骨の椎間(腰椎の第1~第5)より、1%キシロカインを局所麻酔し、硬膜外腔にカテーテルを留置します。初回は、有害事象が生じないかをチェックしますので1%キシロカインの少量(2~4cc注入)投与を行います。当院ではフェンタニル等の麻薬製剤は使用しません。
 有害事象が出現しないことを確認後に本格的な麻酔薬を使用します。当院では、0.25%アナペイン、もしくは0.375%アナペインを5~10cc/回投与し、除痛する方法が一般的です。麻酔薬使用の際は、心電図・呼吸心拍モニターを行い、胎児心拍モニタリングを持続で行います。
 痛みが出現したらその都度薬剤を投与します。持続除痛として0.25%アナペインを持続投与する場合もあります。
  無痛分娩の場合、陣痛発作が弱くなり、分娩時間が長くなるケースがあるため陣痛促進剤の併用を行うことがあります。また、赤ちゃん娩出時に、いきみが弱くなるため器械分娩(吸引・鉗子)になることがあります。
3.急変時の対応及体制
 通常の自然分娩でも、母体や胎児の急変で帝王切開となることがあります。当院では夜間・休日に緊急帝王切開となる場合、手術室看護師・小児科医師のオンコール呼び出しとなっています。日ごろから急変体制の備えをするとともに、スタッフ間のコミュニケーションを密にして、早めの対応を行っています。
 なお、母体・出生児が重症と判断された場合には、近隣関連施設との連携により、早期の母体搬送・新生児搬送を行える体制をとっています。
4.危機対応シミュレーションの実施歴
 安全な無痛分娩の提供体制を整備するために、無痛分娩に関わる医師、助産師、看護師などの医療スタッフに対し、産科麻酔の知識や技術、産科麻酔に関連した病態への対応等を修得し、質の向上を図るための研修・勉強会を年1~2回行っています。また、産科病棟では、妊婦急変の際のシミュレーションや重症患者の振り返り等を行っています。
5.無痛分娩の実績
 2018年度の分娩件数 総数414件 うち経膣分娩331件 そのうち計画分娩34件です。
 2019年7月までは、経産婦の方のみに行っていましたが、今後は初産婦の方にも行う予定です。
6.無痛分娩麻酔管理体制
 高江洲陽太郎(産婦人科部長、日本産婦人科学会指導医)、無痛分娩実績13年
 由島道郎(日本産婦人科学会専門医)、無痛分娩実績4年
 原麻里絵(産婦人科医員)、無痛分娩実績1年
 金子伸一(麻酔科部長、日本麻酔科学会専門医)
 麻酔科医指導の下、手術室にて硬膜外麻酔の手技の研修を行っています。
 産婦人科部長は無痛分娩施設で診療しており無痛分娩13年の実績があります。
 2005年BLS受講、新生児蘇生法「専門」コース終了(NCPR2010)
7.日本産婦人科医会への偶発事例報告、妊産婦死亡事業への参画状況
 参画しています。これまで重症となった事例等はありません。
8.無痛分娩の費用
 無痛分娩の場合は、通常分娩料の他に、
 ①本人の希望により無痛分娩を行った場合12万円
 ②医療的に必要があると判断して無痛分娩を行った場合6万円
 を申し受けます。
※安全に無痛分娩を行うため、計画分娩での対応となっています。
 夜間帯・休日帯の無痛処置が困難な場合もあります。また現在は、基本的に計画分娩となります。無痛分娩御希望の方は来院時に常勤医師にお問い合わせください。状況によっては無痛対応できない事もあります。

【計画・無痛分娩についての説明と同意】
 

 当院はカトリックの病院となっています。いかなる理由があっても当院での中絶処置は行えません。また中絶につながるような医療行為(トリプルマーカー・クアトロマーカー・NIPT、羊水検査)や病院紹介なども行うことができません。あらかじめご了承ください。

【分娩件数の推移】

  平成26度   平成27年度 平成28年度
分娩件数 483 453 456
経膣分娩 394 359 373

帝王切開数 (%)

89 (18.4)

94 (20.8) 83 (18.2)

分娩の詳細に関しては 分娩 をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

婦人科部門

良性疾患の低侵襲手術を中心に行っています。低侵襲手術には、腹腔鏡下手術、腹腔鏡補助下手術、子宮鏡下手術があります。当院では吊り上げ法による腹腔鏡手術を採用しており、創部が小さいだけではなく、何よりも合併症が非常に少ないことが利点です。また、当院は東京医科大学病院の関連病院となっています。夜間・休日時に緊急手術が必要な場合や、術後合併症が発症した場合は連携をとり精密検査・治療依頼を行います。

【手術件数の推移】

  平成26年度 平成27年度 平成28年度
腹腔鏡下手術総数 282 263 254
  筋腫 122 104 112
卵巣(チョコレートのう胞含む) 144 165 123
子宮全摘術 15 18 17
異所性妊娠 1 1 2
子宮鏡下手術総数 113 90 95
開腹手術総数 53 90 107
   子宮全摘術 24 18 33
筋腫、卵巣腫瘍摘出 19 69 74
流産手術、試験掻爬術 45 50 70
その他手術 1 41 19

※手術による合併症件数(平成25年~平成28年)
 腹腔鏡下手術の開腹手術へ移行 0件
 輸血症例 2件
 創部感染・創部離開 3件
 感染・出血などによる再手術例 2件

 

 

 

 

 



腹腔鏡下手術

 

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