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山梨事業所

センター長あいさつ

富士北麓聖ヨハネ支援センター
センター長 米川崇からのご挨拶です。


富士北麓聖ヨハネ支援センター長 米川崇が 毎月センターのお便り『北麓のこだま』に掲載している巻頭言を転載しています。

 平和を求めて、これを追い求めよ (詩編/34-15)


 昨年11月名古屋でカトリック教会の信徒の研修会があり、翌日京都に足を延ばした。二条城を見た後、同志社大学のキャンパスに立ち寄った。記念館において【私学と兵役】という企画展が開催されていた。75年前の11月15日このキャンパスで学徒出陣壮行式が挙行されたとある。その際に学生代表が読んだ『出陣の誓』が展示されていた。 「生等召サレテ征途ニ上ル 男子ノ本懐之二過ギタルハナシ」 から始まり「征カン イザ征カン 米英学徒ナニスルモノゾ 海行カバ水漬ク屍 山行カバ草蒸ス屍 空行カバ雲染ム屍 誓ッテ神国ノ幹タラン 生等固ヨリ生還を帰セズ 悠久ノ大義二生クルハコノ時」と続く。これを読んだ学徒の気持ちに思いを馳せる。隣には「祈武運長久〇〇君」と大書されている日章旗も展示されている。「祈武運長久」と認(したた)めた 当時の同志社総長の辛い気持ちにも思いを馳せる。送られる方も、送る方も「違う」と思いながらもそう言わざる、そう書かざるを得ない心中の葛藤はいかばかりであったろう。この戦の大義を信じることでその葛藤を納めた、いや納めざるを得なかったことは想像に難くない。
 記念館の外では学園祭が華々しく繰り広げられている。学生たちの笑顔に平和の有難さをつくづくと感じてキャンパスを後にした。しかしながら、武力に頼った平和はすぐに崩れてしまうことを私たちは忘れてはならない。新春に平和を祈りましょう。  (センター長 米川 崇)