結核患者や貧しい人々のために始めた救済事業は病院事業(桜町病院)へと発展し、キリストの愛と奉仕を理念として、心を込めた誠意ある医療を展開しています。また、病院事業として医療併設型の障害児生活支援事業(桜町児童ショートステイ)を行うとともに、病院とは別組織による訪問看護(小金井訪問看護ステーション)も行っています。
小金井市内で介護老人福祉施設 桜町聖ヨハネホーム、桜町高齢者在宅サービスセンター、本町高齢者在宅サービスセンター、小金井きた地域包括支援センターを拠点として連携し、高齢福祉事業を担っています。各事業所は、地域住民の福祉を維持推進するため、介護保険適用の事業だけでなく、介護保険では補いきれないサービスも推進しています。
私たちの介護サービスの基本は、人間性を尊重し、病める人、苦しむ人、弱い立場の人々へ仕え、相互愛の実践により、キリストの教えに示された愛、自由、正義、平和、連帯の実現につとめ、地域社会に立脚した事業として地域福祉と地域の高齢者のために努めています。
身体、知的および精神に障害があり通常の社会生活をひとりで送ることが難しい人々に対して、社会福祉法人聖ヨハネ会の理念である「キリストのように人を愛し、病める人、苦しむ人、弱い立場の人に奉仕する」に基づき、日常生活を送るうえで個々の人が必要とする支援を行います。そして、ひとりでも多くの人が地域生活の中で愛と喜びのうちに充実した生活・自立した生活が送れるように支援していきます。
当法人は、社会福祉法第二十六条の規定により、利用者が自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することなどを目的とした公益事業に取り組んでいます。
代表的な事業として、ホスピス緩和ケアの理念の普及、知識・技術の習得支援、ホスピスケアに関する研究等を通 して我が国のホスピス緩和ケアの充実と発展に寄与することを目的に、聖ヨハネホスピスケア研究所を設立しています。